企業では情報を発信するとき、電子メールに宛先を指定して送信し、それをPCで読むというやり方ですが、世の中の変化を受けて、マイクロブログを活用した製品の開発が進んでます。 最近はSalesforce Chatterに続いて、大手のIBM、Microsoft、Cisco、SAPからも。 なぜでしょうか? 企業内コラボレーションのTwitter化 http://www.publickey1.jp/blog/10/twitter_6.html 活用方法について、Salesforce Chatterの記事がわかりやすいです。 セールスフォースが新しいビジョン「Cloud2」を披露。「Chatter」によるソーシャルとモバイル機能をデモ(後編) http://www.publickey1.jp/blog/10/cloud2chatter_1.html ポイントは、人、ドキュメント(価格表、顧客情報など)、お金の情報(入金など)をフォローするということです。いちいち、ファイルサーバーやアプリケーションにログインせず、マイクロブログの自分のプロファイル上でフォローします。従来から企業ポータルやダッシュボードが目指していた機能ですが、マイクロブログの方が上手くいくと考えられるようになりました。 マーク・ベニオフ氏がCloud2と言ってますが、FacebookやYoutubeをスマートフォンで見るようになった変化を、企業向けのソーシャルツールに取り入れようとする流れです。電子メールは誰かが情報を届けてくれる感じですが、ブログやソーシャルツールは自分からフォローする、取りに行く感じです。企業で働く人がこのような使い方に慣れることが一つの壁でしょう。 企業ではスタッフがフォローしたくなる有用な情報が必要です。アプリケーションのデータでもよいですが、やはり、企業内の主要な人物がブログの形で意見を発信しておくことで、活用が進むでしょう。 また、従来の企業向けのツールは使い方がわかりにくく、若手から歳を重ねた社長まで、みんなが使えるツールではなかったですが、新しいツールはTwitterの影響でしょうか、シンプルになってきてます。