宗教思想
二宮尊徳 神、儒、仏を合わせた現実主義的思想。 対象を凝視しながら対象にとらわれない思考。 夫れ人道は譬えば、水車の如し。其の形半分は水流に順(したが)ひ、半分は水流に逆ふて輪廻す、丸に水中に入れば廻らずして流るべし。又水を離るれば廻ることあるべからず。 天理に順ひて種を薪き、天理に逆ふて草を取り、欲に随(したがひ)て家業を励み、欲を制して義務を思ふべきなり。 福住正兄、『二宮翁夜話』、江戸末期、福住正兄は二宮尊徳の門人 セルバンテス 天国にいきてえからとか、地獄に落ちるのが怖いからとかでなく、ただ神様が神様だからちゅうことで。まあ、できればおら、愛して仕えたら、なにかお恵み頂戴してえと思うけんど。 ミゲル・デ・セルバンテス、ドン・キホーテ、前篇、第31章、1605 セルバンテス全集(2)ドン・キホーテ 前篇、岡村一訳、2017年2月、水声社、400頁より